No.46 メタってなんぞ!?福祉型大学カレッジの研究論文発表会にて
こんにちは、村田です。おかげさまで毎日忙しく過ごさせていただいております。前回、久しぶりの更新をしたところでしたが、今回は先日、とある発表会に行ってきたときのことを書きます。その発表会とは、何度か記事にもしている「福祉型大学カレッジ」の研究論文発表会です。
ちなみに、福祉型大学カレッジに関する以前の記事はこちら。
今回の発表会、演目は11本あったのですが、実は当日出演された発表者の生徒さん、全国のカレッジでの予選を突破して、ここ本選まで辿り着いた猛者揃いとのこと、予選を含めると数か月かけて準備してきたということでした。内容もジャニーズやスーパーロボット大戦から不思議な植物やクラシック音楽など、本当に様々なものでした。また、研究論文発表会というタイトルではあるものの、歌やダンスを発表する生徒さんも。そして、生徒さん各自が抱えている障害の程度はもちろん異なるのですが、皆さん大勢の聴衆を前にして精一杯、練習の成果を発揮していました。
※本当は、発表会の写真や動画など紹介できたら良いのですが、個人情報保護の観点から控えます。
その中で私が気になったのが、「メタについて」という演目。これって「高次な~」とか、「超~」といった意味の接頭語だそうな。私は聞いたことがなかったので、タイトルを見た時点ではヘビメタ的な何かなのかと思ってました(笑)
例えば、「メタ認知」というと、認知自体を認知することらしいです。つまり、「何を知っていて、何を知らないのか」を認知する「無知の知」ということですね。ソクラテスの、「自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い」という言葉は、ソクラテスがメタ認知能力を有しているからこそのもの。ちなみにマカク猿を使って実験した例があるそうで、それによると、マカク猿は自分の記憶認知について認知しているという結果が出ているとのこと。また、前頭葉のうちの前頭極という部分が、未知のできごとに対するメタ認知判断を担っていて、その活動を薬で抑制するとメタ認知判断能力に影響が出たというのです。
普段、聞き慣れないような題材なんですが、これらのことを、生徒さんが興味を持って題材として選び、調べて、そして大勢の前で発表する。さすが予選を勝ち抜いてきただけあるんですよね。堂々とした態度で立派なものでした。(もし、来ていたら)保護者の方も感慨ひとしおというところではないでしょうか。私も非常に勉強になりました。
今回は貴重な経験をさせていただきました。障がい者福祉事業者の中でもかなり異色なサービスを提供しているカレッジ、このようなサービスが広がれば、障がい者の方の自己実現もより達成されやすくなるのでは…と思いました。興味のある方向けにリンクを貼っておきます。
今回はここまで。MY法務事務所のホームページは下記リンクよりどうぞ。
是非、覗いてみてくださいね☆